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福島第一原発事故から15年
原発の電力コストは火力の3倍以上

原発は発電コストが安いと言われますが、間違っています。
50年前の1976年までは、発電コストを実績値で計算し、電源ごとの売電単価を1kWh 当たりで公表していました。
一番安いのは、ごみ焼却の余熱を用いる火力発電で、3円。
水力発電は小河内ダムの下流で発電し、5円55銭です。
東海原発は、設備利用率が69.5%で、8円05銭、
敦賀原発は、設備利用率が68.5%で、6円02銭。
これを私が記事にした翌年、火力と水力は2倍、原発は半分になり、それからも差が開いて、原発が一番安い電力になりました。
インチキ計算で安くしたのですが、その根拠は非公開です。
誰も暴けないまま、原発の電力は安いことになりました。
でも、東日本の電力会社の原発は14年も発電していません。
売り上げがない原発でも、電力は安いと言われているのです。

『エネルギーとエントロピーの経済学』(室田武、東洋経済新報社、1979年刊)より。表3-4は膨らみ続ける原発経費に掲載。